地域活性化いじめ撲滅実行委員会の取組み
1)小・中学校でのいじめ撲滅講演・道徳の授業実施

元小学校校長・元公民館館長で当団体顧問の村岡智彦を中心に、佐賀県内の小中学校に赴き道徳の出張授業で、子ども達に、いじめの怖さ、見て見ぬふりをしない、命の尊さを語り掛ける活動を行っています。
2018年度は54校、2019年度は56校で授業と講演を実施しました。2020年度はコロナ禍の影響で出張授業の実施がかないませんでしたが、オンライン授業なども活用して2021年は希望いただいたすべての学校での実現を目指します。
2)教育委員会や行政と連携したいじめ撲滅

いじめ撲滅実行委員会には、多くのご相談が寄せられます。当会では子どものSOSに対して、すぐに会いに行き対面会話、その後もメールや電話でのサポートを行なっています。状況に応じて市町の教育委員会や県警と連携し、速やかな解決を目指しています。1日でも早く子どもたちの笑顔が取り戻せるよう、関係各所と日ごろから情報を共有し適切な対応ができるよう教員や青少年育成協議会や地域の大人に向けて講演会や勉強会を実施しています。
3)いじめ撲滅チャリティ大会の実施

年に数回、開催する市・町と教育委員会・学校・その地域の方々と連携したいじめをテーマにした子どものためのチャリティ大会を行っています。大会では、ヒーローショーや、テーマに分かれてのグループセッションで、子ども達にいじめの怖さ、命の尊さを伝えています。その他、 児童生徒を中心に 会場に集まった人全員で「○○市町いじめゼロ宣言」など、子どもだけでなく祖父母、親が一緒に参加して楽しみながらいじめについて考える機会を提供しています。大会運営には当会だけではなく市・町、教育委員会や佐賀県を中心に多数のボランティアのご協力のもと、参加費無料のイベントとして開催しています。
4)佐賀市の子どもの居場所や相談場所の開設

当会では365日、24時間、子どもからの相談を受け付けており、相談者と直接会い、連絡を取り合って問題解決に取り組んでいます。これまでの相談から苦しんでいるのは子どもだけではなく、親御さんも悩まれている事がわかりました。ご家族がもっと悩みから開放されるよう月1回、県内の不登校やいじめに悩んでいる子どもや親が気軽に悩みを打ち明けられる居場所『心の居場所』の開設を準備中です。『心の居場所』は、九州電力㈱佐賀支社さんのご厚意により佐賀駅前の社屋の一室に設けます。校区に関わらず、どのような境遇の子どもでも無料で気軽に利用できる施設で、当団体の代表や元小学校校長の顧問による相談のほか、悩みを抱える複数の子どもの交流、悩みを抱える複数の親の交流の場として利用できる居場所となることを目指しています。